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これまで長い間、『認知症(痴呆)の介護はたいへん、問題にどう対処するか』という混迷の時代が続いてきました。しかし近年、現場や研究の試行錯誤を通
じて、『これまでの旧いケアを刷新し、新しい認知症ケアにみんなで取り組めば、認知症の人も最期まで自分らしく暮らし続けられる、本人と関係者が可能性や希望を共に育める』、それが実現可能な時代となってきました。各地のグループホームや小規模多機能施設などでは、認知症でも自分らしく堂々と暮らし、ご家族や馴染みの職員に囲まれながら平安な最期を迎えられる方々が増えています。
しかし、一方では、さまざまな事情でこうした新しい認知症ケアへの転換ができずに「旧い痴呆ケア」にとどまっている福祉医療現場が多いのが実情です。
「新しいケア」とは、一部の努力で実現できるものではありません。組織全体、地域も含めて新しい考え方を共有し、共通
の方法で取り組んでゆくことがが今求められています。
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